学校法人静岡理工科大学 静岡北中学校・高等学校 様

学校法人静岡理工科大学 静岡北中学校・高等学校 様


静岡北中学校 教頭 青島範明先生


静岡北中学校は、平成22年4月に開校したばかりの学校です。「サイエンス」をキーワードに、これからの時代を生き抜くための力=キー・コンピテンシーを育成すべく、CASE(ケース)・言語技術・SKS(静北サイエンス)・キャリアデザインプログラムを実践しています。加えて、授業のみならず、生徒の日常の活動においてもICT教育を積極的に取り入れ、新たな教育スタイルを社会に提案すべく、時代をとらえた教育を追及している学校です。


導入事例

導入製品
アクティブマルチメディアスタンド378pro
アクティブペン

導入のきっかけ
新しい中学校を開校するにあたり、ICT教育の積極的な展開を検討していました。コンピュータを活用した学習形態も、イー・ラーニングからモバイル・ラーニング、さらにはプレンデッド・ラーニングと発展しながら、時代に即応した形で変化してきています。そんな中で、現状のブレンデッド・ラーニングの一翼を担うであろう電子黒板に注目をしていたところ、非常にフレキシブルな活用ができる本製品に出会うことができました


教育の世界から黒板が消える日が来るのでしょうか。

今の教育界で電子黒板といった言葉を発すると、「そうした教育機器は駄目だよ」とか「パソコンで教材を投影するだけでしょう」、さらには「誰が教材を作るんですか」といった批判的な意見が多いのが現状ではないでしょうか。「やっぱり黒板にチョーク」とするパラダイムから脱却しないと、いつまでも教育のスタイルは変わらず、生徒と教師の間でのインタラクティブな授業が展開されないままで終わってしまうように考えます。

この世界に「黒板」が登場した時に、一番反対したのは外でもない教師であったと聞きます。しかし、今の時代、黒板のない教室は考えられないのではないでしょうか。どんなツールでも、従来使われなかったものが出た時は、必ず反対されるものなのです。しかし、それが時間がたつにつれて一般的なものになっていくのであり、社会全体の変化に教育界も変容していかなければならないと思います。

では、はたして日本の世界から黒板は消えるのでしょうか。答えはイギリスの例を見れば簡単にわかると思います。ほんの数年前に、イギリスでの電子黒板のカテゴリーにはいるものの普及率は50%に満たなかったものが、もう90%以上の導入率になっています。本校に実際に導入後の感想としては、国の政策の違いはあるものの、日本もいずれは同様の道をたどるのではないかと感じています。


アクティブボードが生み出す、新たな教育スタイル。

一時期イー・ラーニングという言葉が、教育の世界でも流行した時がありました。今では、ごく当たり前の学習形態であり、特別なことでもなく、一つの学習形態の一つとしての地位を確立しています。しかしながら、パソコンがなければできないとかインタラクティブなやり取りができないとか、何よりも教材を作成することが大変だといった理由で、爆発的な広がりを見せていないのが現状だと思います。

それを発展させ、携帯端末を利用したエム・ラーニングが提唱されたものの、今一つぱっとせずに、ブレンデッド・ラーニングといった学習形態が提言されました。これはイー・ラーニングなどで開発された教材等も用いながら、教室内でコンピュータを用いてダイナミックかつ変化にとんだ学習を展開し、生徒と教師の間でインタラクティブなやり取りを可能とする新たなティーチング・メソッドとして位置付けられました。

そこで登場したのが電子黒板といった教具です。でも、様々な点での使い勝手の悪さもあり、日本の社会ではなかなか普及していない現状があります。私自身もいくつかの電子黒板を試用し、もどかしい思いをしておりました。しかし、このアクティブボードについては使用環境を気にせずに、素早く、誰にでも使えて、しかも精度の高い製品であり、これからの教育形態を変えていく高い可能性を持ったものとして期待を寄せることができます。